宮城県は東北の中心であって経済も例外ではありません。経済も他の県から見たときに良いように見えますが全国的にみてみるとまだまだレベルが低いです。東京と仙台を比べて人口十倍経済百倍という言葉があるくらい全国との差はかなりあります。人口の比率と同じだけの差であればそれは納得なのですがそれ以上の差は能力差と捕らえても決して間違いではないでしょう。

実際宮城県をからの大企業は本当に少なく数えるほどしか存在していません。何故そこまで大企業が育たないのか必ずどこかに理由があるはずです。

思うに人は誰かに教えられる、もしくは見て覚えるのが基本で一からまったく新しいものを想像できる人間は極わずかです。そして宮城県には教えてくれる企業も見て覚える企業も皆無なのです。

これはかなり致命的だと思います。いくら大学で机上の空論を講義したとしてもほとんど役には立ちません。ましてや宮城県の場合講義する側も自分で実践したことではなく人から学んだものを話ししているだけです。これでは実践レベルで役に立つわけがありません。

さらに地元銀行がかなり非協力的なことがあげられるでしょう。自分で資金を充分に用意した状態で起業できる人なんて極わずかです。いくら優れたビジネスモデルがあっても資金を用意できなければ戦っていけません。しかし、地元企業は応援してくれないとなれば中々進んでいけないでしょう。更に有望な学生がいたとしても身近に成功者がいるといないとでは全然影響力が違います。身近に成功した人がいてその話を聞けるチャンスがあれば志も間違いなく変わってくるはずです。

このような機会がないために宮城県にいる優秀な人材は流出してしまいます。このようなことにならない為にも目に見えないところでいろいろと変えていかなければならないでしょう。

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